ファイル削除ステートメント

指定されたファイルを削除します。

形式

パラメータ

<ファイル名>

削除するファイルの名前を文字列式で指定します。実行中のDPLがあるフォルダからの相対パスまたは絶対パスで指定します。ワイルドカードも使えます。

権限チェック

指定したファイルがDBProのファイルである場合，削除するためにはそのファイルの再定義権限をもたなければなりません。このパラメータで しない を指定すると，再定義権限をもたない利用者がプログラムを使っているときでもファイルが削除できるようになります。

する	再定義権限をもたない利用者は，ファイルを削除できません。（既定値）
しない	再定義権限をもたない利用者でも，ファイルを削除できます。

ファイル操作エラー

構文エラーなどではなくファイル操作が始まってからエラーがあったとき，その場でステートメントの実行を中止するか，そのファイルは無視して次のファイルがあればファイル操作を継続するかを指定します。ワイルドカードで複数のファイルを指定したときに，途中で実行を中止せずにすべてのファイルに対して処理することができます。

継続	途中でエラーがあった場合でもステートメントの実行は継続され，正常終了します（$$CMDSTATE=0）。
中止	途中でエラーがあった場合はエラー終了します。（既定値）

結果

例

構造	コマンド	パラメータ
	ファイル削除	$フォルダ+'WORK.TXT'
	ファイル削除	'ZAIKO1.DPT', 権限チェック=しない

解説

• 対象ファイルがすでにオープンされているときは削除できません。特に，表引き対象表としてオープンされていても削除できないので注意してください。

注意

• 不慮の事故により，Windows や DBPro が異常終了した場合のために，作業用ファイルも削除できるようになっています。これらのファイルを削除する場合，もしこれらのファイルが使用中であれば，削除によって DBPro がハングアップしてしまいます。十分注意してください。

関連項目

ファイル複写ステートメント

DPLの構文

$$CMDSTATE一覧