対話編集終了ステートメント

対話編集中のファイルの対話編集を解除して，その対話編集を開始した対話編集ステートメントの次の行からDPLの実行を再開します。

形式

パラメータ

<カーソル名>

対話編集終了の対象となるファイル (表，カードまたはビュー) を指定します。省略するとカレントカーソルの指しているファイルの対話編集を終了します。

結果

例

構造	コマンド	パラメータ
	オープン	@会員, '会員.DPC', カード手続き=項目検索実行	(1)
	対話編集	@会員	(2)
	クローズ	@会員	(7)
CARDPROCEDURE 項目検索実行 DO			(3)
ON [氏名検索] DO	CALL	氏名検索PROC	(4)
ON [住所検索] DO	CALL	住所検索PROC
ON [中止] DO	対話編集終了		(5)
ENDCARDPROCEDURE

1. カーソル @会員 で，カード '会員DPC' をオープン。カード手続き 項目検索実行 を指定。
2. @会員 が，対話編集モードに入る。
3. CARDPROCEDUREステートメントで カード手続き 項目検索実行 を開始。
4. [氏名検索]，[住所検索] のそれぞれのボタンが押されたら，CALL で手続きを呼び出す。
5. [中止] ボタンが押されたら，対話編集終了となる。
6. 対話編集終了後，(7) に制御が戻り，@会員 をクローズ。

解説

• 対話編集終了ステートメントが実行されると，対話編集モードになっているファイルの対話編集が終了し，その対話編集を開始させた対話編集ステートメントの実行が完了します。DPLの実行は，その対話編集ステートメントの次から継続されます。したがって，対話編集終了ステートメントの後に続けて他のステートメントを書いてもそれらは実行されません。たとえば，

  ON [ボタン１] DO	対話編集終了
  	オープン @X,'FILE2.DPT'

  などとしても，オープンステートメントは実行されず，対話編集をただちに終了します。
• 対応する対話編集ステートメントが見つからないときなど，対話編集終了ステートメントがエラーで終了すると，制御は対話編集終了ステートメントの次に移ります。この場合，$$CMDSTATE がゼロ以外になっています。
• 対話編集終了ステートメントは，一般的にはカード手続きの中で使われます。
  対話編集終了ステートメント，[ファイル]-[実行]-[対話終了] などで対話編集が終了すると，カード手続きには制御が移らなくなります。カード手続きが実行されるのは，そのファイルが対話編集中のときだけです。

注意

• 対話編集を入れ子にした場合，終了させる対話編集の順序には注意が必要です。たとえば，次のように @X の対話編集中に @Y の対話編集に入り，@X の対話編集を終了させようとすると，@Y の対話編集も終了します。ことのき，(2) のステートメントには制御が移らず，(1) に移ります。

  	対話編集	@X
  	…		←(1)
  --@Xに対するカード手続き
  ON [ボタン] DO	…
  	対話編集	@Y
  	…		←(2)
  --@Yに対するカード手続き
  ON [ボタン] DO	…
  	対話編集終了	@X

• あるDPLで対話編集状態に入ったカーソルをグローバル変数などにして，別のDPLで対話編集終了させることはできません。

関連項目

対話編集ステートメント

[ファイル]-[実行]

CARDPROCEDUREステートメント

DPLの構文

$$CMDSTATE一覧