DBProヘルプ：レコードマークステートメント

レコードマークステートメント

カーソルによって指定されたレコードにレコードマークを設定あるいは解除します。

レコードマーク　

[ <カーソル名> , ] [ 設定 | 解除 ]

<カーソル名>

レコードマークを設定／解除するレコードを指定します。省略するとカレントカーソルが指すレコードが対象になります。

設定／解除

レコードマークを設定するのか解除するのか指定します。省略する（設定／解除ともに指定しない）と，対象レコードのレコードマーク設定状態を調べます。

設定	レコードマークを設定します。
解除	レコードマークを解除します。

<カーソル名>		変化しません。
カレントカーソル		<カーソル名> と同じ内容になります。
$$OLDSTATE		レコードマークステートメント実行前の対象レコードのレコードマークの状態（設定／解除）がキーワード定数として設定されます。
$$CMDSTATE	= 0	正常終了
	= 201	正しくないカーソルまたは末尾レコードやグループ末を指しているカーソルが指定されました
	= 214	権限で許されていない更新を行なおうとしました（参照のみでオープンされている表に対する更新も含みます）

設定／解除パラメータを指定しないでレコードマークステートメントを実行すると，現在のレコードマークの状態だけを取得し，レコードマークの状態は変更しません。
現在のレコードマークの状態が$$OLDSTATE に設定されます。この $$OLDSTATE の値を別の変数に代入して保存しておき，その変数をパラメータにして再びレコードマーク設定ステートメントを実行すると，レコードマークを以前の状態に戻すことができます。
レコードマークを付けたレコードだけを一括して処理するためには，組込み関数 #レコードマークを使って選択を実行します。