REPEATステートメント

条件繰返し実行の構造を定義します。

形式

例

構造	コマンド	パラメータ
	代入	$TOTAL := 0
	カーソル移動	@ZAIKO, レコード数=0, 開始位置=先頭
REPEAT	カーソル移動	@ZAIKO, レコード数=1, 開始位置=現在位置
	代入	$TOTAL := $TOTAL + @ZAIKO.[数量]
UNTIL $TOTAL > 1000

解説

• REPEATステートメントは，指定された条件が成り立つまで，繰返しを実行します。カウンタを用いた単純な繰返しには FORステートメントが利用できます。また，条件判定のタイミングによっては WHILEステートメントの方が適切な場合もあります。
• 次の REPEATステートメント，

  REPEAT

  <ブロック>

  UNTIL <論理式>

  は，次のように書いたのと同じ動きをします。
  

  LABEL_LOOP:

  <ブロック>

  LABEL_NEXT_LOOP:

  IF NOT <論理式> THEN

  GOTO LABEL_LOOP

  ENDIF

  LABEL_EXIT_LOOP:

• WHILEステートメントと異なり，<論理式> の評価が <ブロック> の後で行なわれます。
• 繰返しの中で NEXTLOOPステートメントを実行すると，その回の繰返しを終了して次の繰返しを実行します。実際には，上図の LABEL_NEXT_LOOP の位置に制御が移ります。
• 繰返しの中で EXITLOOPステートメントを実行すると，繰返しを終了して上図の LABEL_EXIT_LOOP の位置に制御が移ります。
• <論理式> を省略したときは繰返しは無限に行なわれます。この繰返しから脱出するには，EXITLOOPステートメント，GOTOステートメント，RETURNステートメントなどを利用します。
• FORステートメントと異なり，GOTOステートメントによって REPEATステートメントの外から REPEATステートメントの繰返しの中へ分岐することもできます。

関連項目

FORステートメント

WHILEステートメント

NEXTLOOPステートメント

EXITLOOPステートメント

GOTOステートメント

DPLの構文