DBProヘルプ：集計ステートメント

集計ステートメント

縦集計を計算し，集計ウィンドウを作成します。

<カーソル名>

集計をとるウィンドウを指定します。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウが対象となります。

定義名

次のいずれかの集計方法を指定します。定義名パラメータを省略すると，このステートメント中で指定されている各パラメータに従って集計が実行されます。

<集計定義名>	集計方法が指定してある集計定義の名前を文字列式で指定します。この集計定義は，表に登録済みでなければなりません。
実行時指定	実行時に集計ダイアログを表示して，集計方法を指定させます。

小計グループ 中計グループ 大計グループ

それぞれの集計のためのグループ項目を列挙します。

小計 中計 大計 総計

それぞれの集計で，どのような集計をとるのかを項目名と集計式の対で列挙します。<集計式> は文字列式で指定します。すなわち，<集計式> の値の文字列が，それぞれの項目のデータ型に応じた式になっていなければなりません。

表示レコード

集計ウィンドウで，どの種別のレコードを表示するか指定します。<レコード指定> は次のいずれかです。

自動グループ化

自動グループ化をするかどうかを指定します。

する	自動グループ化します。
しない	自動グループ化しません。（既定値）

表示幅自動調整

表示幅自動調整をするかどうかを指定します。

する	表示幅自動調整します。
しない	表示幅自動調整しません。（既定値）

集計レコードを先に表示

集計レコードを先に表示するかどうかを指定します。

する	集計レコードを先に表示します。
しない	集計レコードを先に表示しません。（既定値）

ウィンドウ表示

結果の集計ウィンドウを表示するかどうか指定します。省略すると，集計前のウィンドウの表示状態と同じになります。

する	集計ウィンドウを表示します。
しない	集計ウィンドウを表示しません。

<カーソル名>		被集計表のカーソルは変化しません。以前のレコードを指しています。
カレントカーソル		集計されたレコードで構成される一時的な集計表を指すように設定されます。
$$CMDSTATE	= 0	正常終了
	= 31	集計ダイアログで[キャンセル]ボタンが押されました
	= 32	集計が途中で中止されました
	= 103	他の利用者が表ファイルを使用中です
	= 201	カーソルが正しくありません
	= 304	指定された集計定義が登録されていません
	= 408	集計に失敗しました

定義名パラメータに <集計定義名> を指定した場合，その定義内容に従って集計が実行されます。このとき，定義名パラメータとウィンドウ表示パラメータ以外のパラメータ（小計や中計など）も書くと，それらに従って集計定義を一時的に変更して集計することができます。この変更は，このステートメントの実行にだけ有効なもので，集計定義そのものが変更されるわけではありません。
定義名パラメータに実行時指定を指定すると，DPLの実行時に集計ダイアログが表示され，利用者に集計方法を指定させることができます。
定義名パラメータを省略すると，集計ステートメント中で指定した集計方法に従って集計を実行することができます。集計方法があらかじめ登録されていないときは，この方法で集計します。
定義名パラメータも集計方法（小計，中計，大計，総計のいずれか）も指定されていないときは，実行時指定とみなされます。
集計結果のウィンドウは，カレントカーソルによって指されます。普通は，カレントカーソルを別のカーソル変数に代入して操作します。
被集計表を最初に開いたウィンドウが閉じられると集計ウィンドウも閉じられます。