Q&A 37

他のアプリケーションのデータを利用したい


DBProで他のアプリケーションのデータを利用する方法をご紹介します。

ファイルコンバーターでの変換

DBPro V4 では,Excel Ver.3〜5/95/97/2000, Access 97,桐 Ver.3〜5, dBASE, Lotus 1-2-3, The CARD 7 の各アプリケーションのファイルを扱うことができます。Excel Ver.3〜5/95/97/2000, Access 97,dBASE, Lotus 1-2-3 では,双方向変換が可能です。

テキストファイルの利用

上記以外のアプリケーションで作成したデータを利用するためには,クリップボードを経由してデータをやりとりする方法の他,テキストファイルの読み込みを利用することもできます。
DBProでは,コンマ区切りやタブ区切りのテキストだけでなく,任意区切りのテキストや固定長テキストを扱うことができます。コンマ区切りテキストは,項目の区切り文字が半角のコンマ ',' であり,タブ区切りテキストは,項目の区切りがタブです。いずれもレコードの区切りが改行であるテキストファイルです。他のアプリケーションがこれらの形式でデータを書き出すことができれば,DBPro でそのデータを利用することができます。
これらのテキストファイルを DBPro で利用するには,既に定義してある DBPro の表にテキストファイルを読み込む方法と,先に表定義しないで雛形表ファイルにテキストファイルを読み込む方法とがあります。雛形表ファイルにテキストファイルを読み込む場合の手順は以下のとおりです。

  1. DBPro の [ファイル]-[開く] で存在しないファイル名を指定してオープンします。項目名が [A] から [Z] までのレコードのない表が用意されるので,[ファイル]-[読込み] でテキストファイルを読み込みます。テキストファイルのデータが 26 項目以上あるときは,読み込む前に項目数を増やしておきます。
  2. 先頭のレコードに項目名にする文字列を用意し,[他]-[自動再定義] で,[データ型を自動判定する],[1レコード目の値を項目名とする],[全レコードがナルの項目を削除する] をそれぞれオンにして了解します。[表再構成]ボタンで表編集に戻ります。[定義へ]を選ぶとさらに細かな表定義ができます。

以上でテキストファイルを表ファイルにすることができます。

桐などで扱っている管理工学研究所 の K3 形式のファイルは,コンマ区切りテキストファイルまたは任意区切りテキストファイルとして扱えます。ただし,コンマ前後の空白の扱いなどに若干の相違があります。なお,SYLK 形式には対応していません。