DBProヘルプ：レコード複写ステートメント

レコード複写ステートメント

カーソル位置のレコードと同じレコードを表に挿入します。

形式

	レコード複写	[ <カーソル名> ]
		, レコード数 = <算術式>

パラメータ

<カーソル名>: 挿入しようとするウィンドウと，複写しようとするレコードを指定します。すべての項目値が <カーソル名> が指すレコードと同じである新しいレコードがカーソル位置の直前に挿入されます。省略するとカレントカーソルが指す位置のレコードが複写されます。
レコード数: 同じレコードを2レコード以上複写したいときは，その数を指定します。省略したときは1とみなされます。

結果

<カーソル名>		カーソルが指すレコード位置は変わりません。挿入したレコードの次（複写元となったレコード）を指したままですので，挿入したレコードに対する処理を行なうときはカーソルを戻さなければなりません。レコードを連続して挿入，複写するときはそのまま挿入できます。
カレントカーソル		<カーソル名> と同じ内容になります。
$$CMDSTATE	= 0	正常終了
	= 201	カーソルが正しくありません
	= 211	項目値の重複禁止に違反する挿入を行なおうとしました
	= 214	権限で許されていない更新を行なおうとしました(参照のみでオープンされている表に対する更新も含みます)

例

構造	コマンド	パラメータ
	レコード複写	@DENPYO

解説

このステートメントは，多くの項目をもつ表のレコードを挿入する場合，ほとんどの項目が同じ値で一部だけが異なるレコードを挿入したいときに，すべての項目の値を指定する手間を省くために用います。
ただし，すべての項目が同じであるレコードがいったんは表に挿入されるので，重複禁止が指定された索引が一つでも定義されているとこのステートメントは実行できません。
レコード複写ステートメントは，挿入されるレコードの値以外の点についてはレコード挿入ステートメントと同じです。

関連項目

レコード挿入ステートメント

[編集]-[入力補助]-[直前行]

$$CMDSTATE一覧

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