項目検索ステートメント

対話操作のメニューコマンド[探す]-[項目検索]と同じ項目検索ダイアログを表示し,利用者に検索する値を指定させて検索を実行します。


形式

  項目検索[ <カーソル名> , ] <項目名> | NULL
, 初期値 = <式> | 項目値
, 条件 = 等しい | 異なる | 含む | 項目が空 | マーク付きレコード | 先頭一致 | 末尾一致 | パターン一致 | 辞書順で以前 | 辞書順で以後 | 辞書順で前 | 辞書順で後 | 文字符号順で以前 | 文字符号順で以後 | 文字符号順で前 | 文字符号順で後 (V3 の「ワイルドカード」は「パターン一致」として解釈)
, 基本つづり比較 = する | しない
, 大小文字区別 = する | しない
, 全半角区別 = する | しない
, 否定 = する | しない
, 開始位置 = 先頭 | 末尾 | 現在位置
, 方向 = 順方向 | 逆方向
, 索引自動判定 = する | しない
  項目検索[ <カーソル名> , ] <項目名> | NULL
, 初期値 = <式> | 項目値
, 条件 = 等しい | 異なる | 項目が空 | マーク付きレコード | 以下 | 以上 | より小 | より大 | 以前 | 以後 | から前 | から後 | より前 | より後
, 否定 = する | しない
, 開始位置 = 先頭 | 末尾 | 現在位置
, 方向 = 順方向 | 逆方向
, 索引自動判定 = する | しない

パラメータ

<カーソル名>
項目検索を実行するウィンドウを指定します。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウが対象となります。
<項目名>
どの項目に対する検索であるかを指定します。ここで指定した項目は実行時に項目検索ダイアログで変更できます。
空の項目名 [ ] または NULL を指定すると,項目検索ステートメントを実行したときのセルカーソル位置の項目とみなされます。
初期値
項目検索ダイアログで指定する検索値の初期状態を指定することができます。<式> のデータ型は問いません。
項目値 を指定すると,項目検索ステートメントを実行したときのカーソル位置の項目値が検索値の初期状態となります。
条件
項目検索ダイアログの[比較方法]の初期状態を指定します。ここで指定した条件は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。指定する初期状態は,対象となる項目のデータ型によって異なりますが,いずれも項目検索ダイアログにあるものです。
項目検索ダイアログの[値2]を使う条件(二つの値の範囲や他表中の存在チェック)は,条件パラメータで指定できません。
指定がなければ,以前に項目検索ダイアログが使われたときの状態になります。
基本つづり比較
項目検索ダイアログの初期状態を指定します。ここで指定した基本つづり比較する/しないの区別は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。文字列型項目のときのみ有効です。指定がなければ以前の状態になります。
大小文字区別
項目検索ダイアログの初期状態を指定します。ここで指定した大小文字区別する/しないの区別は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。文字列型項目のときのみ有効です。指定がなければ以前の状態になります。
全半角区別
項目検索ダイアログの初期状態を指定します。ここで指定した全半角区別する/しないの区別は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。文字列型項目のときのみ有効です。指定がなければ以前の状態になります。
否定
項目検索ダイアログの初期状態を指定します。ここで指定したする/しないの区別は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。指定がなければ以前の状態になります。
開始位置
項目検索ダイアログの初期状態を指定します。ここで指定した開始位置は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。指定がなければ以前の状態になります。
先頭ダイアログの[検索開始位置]を「先頭/末尾」にします。
末尾 同上
現在位置ダイアログの[検索開始位置]を「現在位置」にします。
方向
項目検索ダイアログの初期状態を指定します。ここで指定した検索方向は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。指定がなければ以前の状態になります。
順方向ダイアログの[検索方向]を「下へ」にします。
逆方向ダイアログの[検索方向]を「上へ」にします。
索引自動判定
項目検索ダイアログの[使用索引]の初期状態に反映されます。[使用索引]は,実際に検索を実行する前に利用者が変更してから検索することができます。指定がなければ以前の状態になります。
する[使用索引]の初期状態を「自動判定」にします。
しない[使用索引]の初期状態を「<現在の整列状態>」にします。
検索開始位置が「現在位置」の場合,索引自動判定パラメータは意味をもちません。常に現在の整列状態での検索になります。
このパラメータで,[使用索引]の初期状態を特定の索引にすることはできません。特定の索引を指定する場合は,項目検索ステートメント実行前に整列ステートメントで索引を指定してください。

結果

<カーソル名>最初に見つかったレコード位置にカーソルが移動します。見つからなければ移動しません。
カレントカーソル<カーソル名> と同じ内容になります。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 21条件を満たすレコードが見つかりません
= 31項目検索ダイアログで[キャンセル]ボタンが押されました
= 32検索が途中で中止されました
= 201カーソルが正しくありません

構造コマンドパラメータ
 項目検索@MASTER, [商品番号], 条件=等しい
 項目検索@MASTER, [商品名], 条件=含む
 項目検索@ADDRESS, [よみ], 条件=先頭一致, 基本つづり比較=する

解説

関連項目

→項目検索ダイアログ
→[探す]-[項目検索]
→検索ステートメント
→項目選択ステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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