表カード切替えステートメント

表とカードの表示を切り替えます。


形式

  表カード切替え [ <カーソル名> ]
, 対象カード = <カードファイル名>
, 位置 = ( [中央揃え | 左寄せ | 右寄せ | <左から> ], [中央揃え | 上寄せ | 下寄せ | <上から> ] )
, サイズ = 最大表示 | 最小表示 | 元のサイズ | サイズを合わせる | ( <幅>, <高さ> )
, タイトル = <文字列式> | 標準
, 拡大率 = <算術式> | 自動
, 表示形式 = <表示形式名> | 標準
, 整列 = <索引名> | 解除
, 連動表示 = する | しない
, ウィンドウ表示 = する | しない
, カード手続き = <カード手続き名>

パラメータ

<カーソル名>
切り替える元の表ファイルまたはカードファイルを指定します。省略するとカレントカーソルが指すファイルを元に切り替えます。
対象カード
<カーソル名> が表ファイルを指しているとき,切り替えるカードファイル名を文字列式で指定します。省略すると,実行時にファイル選択ダイアログが表示されます。<カーソル名> がカードを指しているときでも,このパラメータで指定したカードに切り替えます。ファイル名が空文字列のときは,カード対象表に切り替えます。
ファイル名が相対指定のときは,実行中の DPL があるフォルダからの相対となります。
位置
切り替えた表またはカードのウィンドウの表示位置を,横方向,縦方向の順で指定します。位置は,DBProウィンドウのクライアント領域相対で指定します。省略すると適当な位置に表示されます。
中央揃え 中央に配置します。
左寄せ 左端に配置します。
右寄せ 右端に配置します。
<左から> 左端からウィンドウ左上隅までの距離を算術式で指定します。文字幅の1/4を1として指定します (ダイアログ単位)。
上寄せ 上端に配置します。
下寄せ 下端に配置します。
<上から> 上端からウィンドウ左上隅までの距離を算術式で指定します。文字高さの1/8を1として指定します (ダイアログ単位)。
サイズ
切り替えた表またはカードのウィンドウのサイズを指定します。
最大表示 画面一杯にウィンドウ表示します。
最小表示 最小表示になります。
元のサイズ オープンしたときのサイズまたは前回利用者がサイズを指定したときのサイズで表示します。
サイズを合わせるカード編集ウィンドウに切り替える場合,カードサイズに合わせた大きさになります。表編集ウィンドウに切り替える場合,できるだけ全項目,全レコードを表示できるサイズにします。→[ウィンドウ]-[サイズを合わせる]
( <幅> , <高さ> )横と縦のサイズを算術式で指定します。幅は文字幅の1/4を1とし,高さは文字高さの1/8を1として指定します (ダイアログ単位)。
幅に0を指定すると,親ウィンドウの右端までの幅になります。位置で左端以外を指定した場合,親ウィンドウの幅になります。
高さに0を指定すると,親ウィンドウ下端までの高さになります。位置で上端以外を指定した場合,親ウィンドウの高さになります。
タイトル
ウィンドウタイトルを指定します。省略したときは,新規オープンなら既定のタイトルが,すでにオープンされているときは変更しません。
<文字列式>表示したいウィンドウタイトルを指定します。
標準既定のタイトルを表示します。
拡大率
切り替えたカード編集ウィンドウの表示拡大率を指定します。省略したときは,各種設定の指定により100% またはカードレイアウト時の拡大率とみなされます。カードファイルに切り替えるとき以外は意味をもちません。
<算術式>表示拡大率を%で指定します。25%〜400% までの任意の値を指定できます。
自動切り替えるカード編集ウィンドウがすでに開かれていた場合に,ウィンドウの大きさに合わせて拡大率が自動的に調整されます。
表示形式
切り替えた表の表示形式を指定します。省略したときは,そのファイルが最後に更新されてクローズされたときと同じ状態になります。表示形式は,表ファイルに切り替えるとき以外は意味をもちません。
<表示形式名>表示形式名を文字列式で指定します。ここで指定する表示形式名は,対話操作で登録済みでなければなりません。空文字列の場合は 標準 とみなされます。
標準標準表示形式で表示します。
整列
切り替えた表またはカードの整列状態を指定します。省略したときは,そのファイルが最後に更新されてクローズされたときと同じ状態になります。
<索引名>索引名を文字列式で指定します。ここで指定する索引名は,対話操作で登録済みでなければなりません。空文字列の場合は 解除 とみなされます。
解除整列解除状態で表示します。
連動表示
カード編集ウィンドウが同じ表を表示している表編集ウィンドウと連動して表示するようにするかどうかを指定します。カード編集ウィンドウへの切替えのときだけ意味をもちます。→[ウィンドウ]-[連動表示]
する連動表示するようにします。
しない連動表示しないようにします。
注:
連動表示は,アクティブなウィンドウでのカーソル移動が非アクティブなウィンドウにも連動する機能です。DPL中では非アクティブなウィンドウのカーソルも移動させることができますが,その場合,その動きは他のウィンドウに連動されません。あるカーソルのウィンドウをアクティブにするには,そのカーソルを指定してウィンドウ表示ステートメントを実行します。
ウィンドウ表示
切り替えた結果のウィンドウを表示するかどうか指定します。省略すると,初めての切替えではウィンドウが表示され,既に開かれているウィンドウへの切り替えでは現在の表示状態を変えません。
するウィンドウ表示します。
しないウィンドウ表示しません。
カード手続き
表からカードに切り替えるときにだけ意味をもちます。詳しくは,CARDPROCEDUREステートメントを参照してください。

結果

<カーソル名>変化しません。
カレントカーソル切り替わった表またはカードを指します。
$$FILENAME切り替わった表またはカードのファイルの完全パス名が設定されます。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 31カードファイル名選択ダイアログで [キャンセル] ボタンが押されました
= 101ファイル名が正しくありません
= 102指定されたファイルが見つかりません
= 201カーソルが正しくありません
= 303指定された索引が登録されていません

構造コマンドパラメータ
 オープン@table, 'address.dpt'
 表カード切替え@table, 対象カード='address.dpc'
 代入@card := @@

解説

関連項目

→オープンステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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