DPLの実行とデバッグ

目次

実行開始・休止・中止・終了

テスト実行

デバッグウィンドウ

実行開始・休止・中止・終了

• DPL の実行を開始するには幾つかの方法があります。

  [ファイル]-[実行]-[開始]	実行ダイアログで DPL または DPO（実行形式）ファイルを指定します。
  ツールバーの	やはり実行ダイアログが開くので DPL または DPO（実行形式）ファイルを指定します。
  自動実行DPL	STARTUP.DPL という名前で DBPro のシステムフォルダに置いておくと，DBPro の起動時に自動的に実行されます。
  カード上のボタン	DPLファイルを割り当てておくとボタンを押したときに実行されます。
  コマンド登録	DPLファイルをコマンドに割り当てると，[他] メニューの [<コマンド名>] を選ぶだけで DPL が実行されます。
  ショートカットアイコン	DBPro の起動用アイコンに起動時パラメータとして DPLファイルを書いておくと，DBPro の起動と同時にその DPL が実行されます。

• DPLプログラムは，次の場合に実行を終了します。

  STOPステートメント	プログラム中のステートメントで終了を指定します。
  終了ステートメント	STOPステートメントと同様ですが，同時に DBPro や Windows を終了させることもできます。
  [ファイル]-[実行]-[中止]	実行中の DPL を強制終了させます。
  エラーによる強制終了	設定されているエラーレベルより重要なエラーが起きると，DPL が強制的に停止します。$$CMDSTATE とエラーレベル

• [ファイル]-[実行]-[休止] によって実行中の DPL を一時的に休止させることができます。休止中の DPL は，[ファイル]-[実行]-[<実行中ファイル>] でファイルを選ぶことで再開します。
• DPL で対話編集ステートメントが実行されると，そのステートメントで指定したウィンドウの対話編集モードになり，利用者の入力待ちになります。利用者インターフェースの作り方

テスト実行

• DPL作成ウィンドウで編集中の DPL プログラムをそのまま実行させることができます。[他]-[テスト実行]
• 一部のステートメントだけをハイライトしておけば，その部分だけ実行されます。
• テスト実行であっても実行のメカニズムは通常の実行と何ら変わりません。

デバッグウィンドウ

DPL 実行中の情報を「デバッグウィンドウ」と呼ぶ独立したウィンドウに表示させることができます。これらの情報は，DPL プログラムの動きを監視し，作成者が意図しない動きをする箇所の発見に使います。

• デバッグステートメントは，指定した式の値をデバッグウィンドウに表示します。DPL がおかしな動きをする箇所の近くにこのステートメントを挿入することによって，関連する変数の値などを監視することができます。
• トレースステートメントは，このステートメント以降に実行されるすべてのステートメントの実行状態をデバッグウィンドウに表示します。ステートメントのすべての実行履歴を監視できます。
• デバッグウィンドウは，デバッグステートメントで何らかの表示を行なうか，入 を指定したときに表示されます。クローズするにはデバッグステートメントで 切 を指定するか，ウィンドウ右上隅のクローズボタンを押します。
• デバッグウィンドウは，DPL作成ウィンドウの [他]-[デバッグウィンドウ] でも開くことができます。これを使うと DPLプログラムの中にデバッグ用のステートメントを埋め込まなくてもデバッグウィンドウを表示させることができます。
• デバッグウィンドウでは次の右ボタンメニューが使えます。

  [全て選択]	デバッグウィンドウに表示されているすべての文字列をハイライトします。
  [複写]	ハイライトされている文字列をクリップボードに複写します。
  [消去]	現在表示されているすべての表示を消去します。
  [トレース]	実行中の DPL のトレースを開始します。
  [メッセージ表示]	トレースが指定されているときだけ有効で，トレース情報にエラーメッセージも加えます。
  [ウィンドウの重なり]	次の三つから選びます。 [調整しない]：アクティブにしたときに手前に表示されます。 [文字列表示時に手前へ]：ウィンドウに新たな情報が加えられたときに手前に表示されます。 [常に一番手前]：常に一番手前に表示されます。